二つの世界の隙間に…
Y's表参道を
初日の午前中から見てきました
相反する様な
二つの世界の隙間に…
境界線に見るものは立つ
… と表記されています
人形作家・愛実さんによる
Y'sの服を纏った人形作品展示です
あなた─私 肉体─精神
過去─未来 彼は誰時─誰そ彼時 正気 ─狂気 生─死
あちら側とこちら側の境界線にいる
人形たちは
心の在り方・肉体の存在・時間
それらの中で何かを失っている
…続いています
それぞれのエリアで
それぞれの人形が
絶望感
あきらめ
悟り
悲しみ
あるいは希望
を見つめているようです
黒い背景はまるでブラックホール
底の見えないエリア境界
あちら側
と
こちら側の境界エリア
にたたずむ
それぞれにタイトルが付けられ
人形達は静かに強くメッセージを発信しています
何が好きで
何が嫌いか
信じるものは何か
流されてしまうと
とんでもない所に
迷い込んでしまう…と
"叫びたい"のに叫べない…と
口のない人形は叫んでいるようです
過去や現在のコレクションから
セレクトされ
人形サイズに創り直された服が
痛ましさや
切なさ
愛しさや
優しさ
強さ
…様々な感情を内包する人形達に
息を吹き込んでいるようです
Y’s Ayumidoll Collectionとして真黒のシャツや
Tシャツの上に配され
黒い服と人形の境界線が無くなっていく感じでしょうか
このインスタレーションを
見て感じていく中で
不気味な人形がとても生々しく
人間の本質を球体関節の人形達が
ビジュアル化してくれているようでした
…そんな中
これこそが"コラボレーション"
と言う手法なのではないかしら?
今流行りのTシャツにロゴをプリントしてコラボと言う
短絡的なビジネス手法に
意義を唱えているのではないでしょうか?
本質を理解するとは
こういうことなのではないでしょうか…
…と言うよりこうありたいと感じ
結局ビジネス手法について考える事となりショップスタッフさんと
コラボとは…
について楽しくおしゃべりをしました
最終的に"今"を感じ着地した
米良でした
(見方によっては怖い写真かもしれませんね不快だったらごめんなさい)
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