COLUMN

コラム

ビートルズは10代の若者の
歩き方や話し方さらに
ファッションの変化を引き起こしました
モップ・トップと呼ばれる
もじゃもじゃの髪形は
1960年代前半に突然流行し
長髪が社会に受け入れられやすく
なったり
メンバーが履いた
"ビートル・ブーツ”と呼ばれる
ヒール付ブーツのアイテムを
流行らせました
後にサイケデリックな音楽性に傾倒した時期には
ファンが口ひげやあごひげを伸ばすようになり
よりカジュアルな服装が日常生活に取り入れられるようになりまし
(少々汚いカジュアルの波)

「文化的な面で彼らは未知の存在でした」と何かで読んだ記憶があります
「彼らは誰も見たことのない
モノだったのでしょう
髪型も服装も変わっていた彼ら
ウィットや冗談も他と違っていて
アメリカに来たとき
20代前半だったのに
面白かったし賢くもあり
彼らはアメリカの10代より
ずっと洗練されていて
時代の先駆けだったんです」と…
イギリスには「階級意識」が
存在します
中世の封建制度のもとで確立した
身分関係としての「階級」と…
近代の資本主義体制のもとで醸成された職業的・経済的な「階層」と…
"階級"と"階層"が共存しています
1950年代になると、そうした事態に変化の兆しが見え始めます
経済格差や不平等といった既成秩序に対する反発の声をあげる若者たちが出てきたわけです
いうまでもなく
ロックンロールは労働者階級の
音楽です
上流・中流の階級の人たちには
ロックンロールなんて
彼らにとってみれば"低俗”そのものだったわけです
彼らは貧しい身だからこそ
ロックンローラーになったということを押さえておかないと
ビートルズという現象を読み間違えてしまうことになのだと思いま
「ビートルズ現象」とは
アメリカで産声をあげた
ロックンロールが海を渡った
リヴァプールの地で
(永ちゃんも歌っておられた!
リヴァプール)
ビートルズを生みだし
高級な音楽も低級な音楽もない
"いいものはいい”という感覚を
階級や階層を超えて個人に認識させたことだと思います
ビートルズは「かっこいい音楽」を奏でることで
旧世代の規範を崩し
新しい大衆層が存在することを
イギリス国民に実感させたわけです

"可能性を感じさせる"
凄い意識改革です
音を立てて崩れはじめた65年
(昭和40)頃のお話し
男女の性差を破る"ユニセックス"
男子がスカートはく表面的感覚が
今は"ジェンダーレス"内面的意識
とやっと追いついてきましたが
この頃ビートルズの長髪でさらに
性差が曖昧に…
存在・在り方どれを取っても時代に影響を及ぼしたことは
今後も語り継がれるはずです!

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