ファッション界に与えた影響
今回のデザイナー紹介は…
ファッションに興味のある人なら
アズディン・アライア
耳にした事があるでしょう
ボディ・コンシャス
ボディコン身体を意識する
そう!
ボディ・コンシャスの王様です

数年前に77歳で亡くなりました
当時は彼への賛辞が溢れていました
チュニジアの小麦農家に生まれた
アライアは
明確なビジョンを
持つ革新的なデザイナーだったので彼のレガシーと
広範囲にわたる影響を
今回は取り上げてまとめておきます
先ずは
なんと言っても
女性のボディというものを
理解していた!と言えるでしょう
女性のボディに合わせてデザインしその形に服を合わせて作っていった
そんな表現がピッタリです
まるで彫刻のレベルの職人技の
レリーフを布で服として造形して
実際に女性が着たときにも
その服の見え方が崩れることはなくフレアなシェイプで
ピタッとフィット
絞ったウエストが特徴で
まるでギリシャ神話を
インスピレーション源に
したかのように
彼の作品は女性らしさに対する
先入観にチャレンジするもので
造形美と言うワードが浮かびます
女性が最も素敵に見え
そう感じられる服をデザイン
ボディコンのシルエットを
発明しました
印象的な効果を出すためにタックを入れ強く締め
なめらかに整えたラインは
女性を素敵に見せてくれてなおかつ
感じさせる服と称されました
そんな確かな服作りの裏には
自分で服のパターンを
カットしたりサンプルを
縫ったりフィッティングを
したり彼は決して
自らの手で針と糸を使うことを
止めなかったそうです
真のクチュリエだったのです
彼は生地の重さと作品のバランスをうまく操る達人で
それをどうやるかがそれぞれの服のできばえを左右する事を熟知していたわけです
そして
ブランドが次々にコレクションを
大量生産し飽和状態の業界に
あって彼は知性ある例外だったそうで彼にとって
ファッションとは細部に至るまで
正確に築き上げるもので
最終的なゴールは女性を
神々しいほど美しく感じさせることが目的!だったのです
「女性の第2の肌」とまで言わしめるほどボディラインを最も美しく魅せるドレスを生み出しました

デザインワークの視点以外でも…
サスティナブルが当然と言われる今
“タイムレス”と言うキーワードは
スポットを浴びているワードですが
アライアの服は本当に値するもので
彼のデザインを買う女性たちは
自分が買うのは家宝と同じで
何十年も着たのちに
次世代に譲る美しい一点だと…
広告も出さないのに
アライアのコレクションの魅力が
衰えることはなかったと
言われています
また
スーパーモデルというコンセプトが生まれたのは80年代半ば
脚光を浴びたモデル達
ベロニカ・ウエブ
ステファニー・シーモア
ナオミ・キャンベルといった
スーパーモデルたちです
彼の服が彼女たちに威厳を
与えていたのはいうまでもありません
こうしたモデルたちは
ほかのショーをキャンセルしてでも彼のショーに出て美しく力強く見せることを選び
それがほかの仕事を
獲得する効果的なブランディングになったともいわれていました
凄い影響力ですね!
セレブリティを始め
スーパーモデル
業界人から絶大な支持を集めた彼の感性🖤

その上
アライアがファッションの壁を
超越してポップカルチャーまで影響を与えたとされたのが
映画『クルーレス』犯人に銃口を
向け
「でも、これはアライアなのよ!」
とセリフがありました笑
彼の影響はファッションにとどまらず世界に広くあふれ
その名は国際的に有名になった
デザイナーの1人です
ファッション業界内での彼の影響はすみずみまでゆきわたり
シグネチャーのボディコンや
柔らかく複雑な模様を
施したレザー
彫刻的なまちの差し込み
レオパード柄
フィットしているのに
フレアなシルエット
などなど
今もなおファッション界は常に
彼のレガシーから何かヒントを
借りているのです
“ボディコンシャスの王様”万歳
なのであります