ウィッグの長い〜歴史
どの時代でも世の流れに対して
反抗の精神を見せる”ツッパリ”
実ははるか昔18世紀の英国ロンドン
貴族や上流階級の息子達の間で
ヨーロッパ旅行がブームとなり
異国の文化
特にイタリア・フランスが人気で
イタリアにおける不良達の風俗と
奇抜な古典的なスタイリングが
合理化される英国の服装が
メインのなか
かえって新鮮で反抗的な
若者達に支持
そんな彼らが集う
「マカロニ・クラブ」で粋を競い
“マカロニ族”と呼ばれ彼らが
ツッパリ系ファッションの元祖と言われています
(いやいや〜反抗的過ぎる
ヘアースタイル 笑)

そもそもウィッグが定着したのは
12世紀初頭のことだそうで
イングランド王のヘンリー1世が
セルロという司教から髪を切るようにと言われ
髪を切るかわりにウィッグをつけることから始まったそうで
これを機に
ロングヘアは12世紀末まで
100年近く流行して
宮廷ではウィッグを使用するようになったそうです
その昔キリスト教では
ウィッグの使用は
禁止アイテムでしたが
キリスト教のおひざ元
ビザンチンでもウィッグを
つけるためにキリスト教徒が髪を
剃っていたというのですから
どれだけ流行っていたかわかります
これだけ流行ると当然
ウィッグをつくる職人たちも必要になります
13世紀末になると
フランスでウィッグ師という職業ができて
14世紀末には組織化され同業組合ができたそうです
15世紀になると
イタリアで毛髪や絹糸のウィッグがつくられるようになり
フランスへも輸出されるようになりました
そのフランスでは、高貴な女性たちが貧しい女性の髪で作ったウィッグをつけるようになりました
(市民が貴族たちを憎む原因になったともいわれています)

18世紀頃のヨーロッパ貴族達の間で
大流行!
流行と言うよりかつらなしでは
一人前の男とみなされない
時代がありました
(時代による価値観は不思議なものです💦)
本格的にウィッグが
定着したのが…17世紀前半
そもそもは若ハゲに悩んだルイ13世
隠す為に使用したのがきっかけ
ウィッグが下々に伝わり
ファッションとなりました
時代と共にサイズは変化し
白くする事も流行り
女性は巨大なものに
マリーアントワネットを
思い浮かべてくれればOKです
息子のルイ14世の頃には
40人のウィッグ師を雇い
ウィッグを作っていたそうで💦
TPOに合わせ
起床用
ミサ用
昼食後用
夕食用
狩猟用
儀式用などと使い分けたというのですから凄い!💦
女性に至っては
朝は黒
昼は褐色
夜はブロンドと色まで使い分けていたそうです
男性・女性を問わず
身だしなみ・おしゃれとして
ウィッグを活用し
楽しんでいた時代が続きました

私はウィッグは結構好きで
色々愛用していますが
コロナ禍で
zoomでのワークが増え
上半身の見え方について
工夫が必要と思い
ウィッグの活用頻度も増したので
ちょっとヒストリーを調べたくなり
まとめる事にしましたオケージョンに合わせたヘアーデザイン
時代が異なっても
見え方・見せ方を考え自分を
プロデュース…デザインする
そんな意識は大切なのだと思います